【気球】気球と飛行機、間違えてない?…衝撃を受けた質問③選
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気球に乗るなんて、人生初の経験だよね〜
知らないこと、疑問もいっぱいあるはず。
長年カッパドキアの旅のお手伝いをしてきて、頂いた質問はいろいろ。
そんな中から、かな〜り、驚いた質問をまとめてみました!
- 気球は飛行機とは違いましてね。
- 体重制限はあります!でも、合計重量だからね。
- 安全は気になるところ、楽しいフライトにするために守るべきこと。
知らないことは、なんでも質問してね!
ネタにしてしまうこともあるけれど・・・
安全で楽しいフライトのために、疑問は予約前に確認しておきましょう。
カッパドキアの気球会社で通訳を行い、グランドスタッフのライセンスも取った私がお答えします。
しっかり学んで、気球を100%楽しみましょう♪
衝撃の質問 第①位 「窓側の席をお願いできますか?」
回答:すべて窓側です。
気球内に座席はありません。
カゴに立ってのりますから、景色はどこでも同じです。
正しくは…カッパドキアの気球では座席付きはありません。
世界には座席付きの気球もありますけどね。
カゴの高さは約1メートル程度ですから、360度の眺めが楽しめます。
カゴの中はコンパートメントと呼ばれる仕切りがあり、数名が同じコンパートメントに乗り込みます。
また、パイロットは、フライト中にエンベロープ(気球の風船部分)の窓を開閉します。
これにより気球が回転しますから、どのコンパートメントに乗っても景色は楽しめますよ。
衝撃の質問 第②位 「体重100kgを超えますが、乗れますか?」
回答:乗れます。
日本からの関取にもご搭乗いただき、楽しんでいただいてます♪
気球は全体の最大重量の規定はありますが、全員が搭乗した際の、左右のバランスが一番大切です。
体重の重い方の乗られるコンパートメントには、他は小柄な方にご搭乗いただくなど対応出来ますから、大丈夫です。
カゴの中の仕切り・コンパートメントには搭乗人数の規定がありますが、最終的にはカゴの左右の重さのバランスで決めています。
この左右の重さのバランスが崩れると、気球は重い方に傾き安全な着陸ができません。
ですから、安全のためにも、体重が100kgを超える場合は、予約時に伝えておくのが良いと思います。
ならば、素朴な疑問…
「搭乗者全員が100kg超えの場合は?」
スペース的に乗れるかどうかはおいておいて、左右のバランスが取れれば問題なく飛べます。
ただし、ガスの消費量は増えるでしょうけど。
逆に軽すぎる方が問題です!
搭乗人数が少なすぎる時、全員が小柄すぎる…など
総重量が軽い場合は、気球のサイズを変えるか、砂袋を重しとして乗せ込みます。
エンベロープ(気球の風船部分)の大きさに対して、カゴの重量が軽すぎると場合、
風の影響を受け過ぎて、パイロットのコントロールが難しくなります。
追加でご案内しておきます。
カッパドキアの気球会社の規定には
「体重100kgを超える場合は、追加料金をいただきます」とはあります。
でも、一度も追加料金は請求されたことはありません。
衝撃の質問 第③位 「気球にトイレはありますか?」
回答:ありません。
気球内にトイレはありませんので、搭乗前に済ませておきましょう!
日の出時間:6時半の場合のスケジュール例です。
AM5 | ホテル出発:ホテルから気球会社のオフィスに向かいます。 オフィスで待機:フライトの許可が出るまで待機します。 ※ここがフライト前の最後のトイレポイント! |
AM6.30 日の出 | フィールドで待機:テイクオフエリアに移動し、フライトを待ちます。 天候が完璧なコンディションならば、日の出の15分前から、フライト許可がでます。 テイクオフエリアは普通のフィールド(野原)ですから、もちろんトイレはありません。 テイクオフ:スタンダードフライトは約1時間です。 到着後に無事の生還を祝い、ホテルへ送ってくれます。 |
AM9 | ホテル到着:気球フライトはすべて日の出時間によって決まります。 ホテルへの戻り時間も、季節によって変わりますから、ツアーの予約などはご注意を。 |
このスケージュールは、予定通りのテイクオフとなった場合の時間です。
天候によっては、航空局のフライト許可が出るまでオフィスやフィールドで待機することもあります。
その場合は、さらに待機時間が時間が長くなります。
気球のテイクオフのタイミングは、日の出の頃です。
つまり・・・季節によってテイクオフの時間が変わります。
夏至の頃ならば、日の出はさらに早くなり、冬至の頃は、遅くなります。
ここで知っておくべきポイント!
トルコにはサマータイムはありません。(2024年現在)
ですから、夏至の頃のホテル出発は4時半ころとかなり早めです。
一方冬至の頃では、ホテルへの戻り時間が遅くなります。
また冬季は遅れも出やすいため、もしツアーの予約を入れている場合は、気球の後で参加する旨伝えておきましょう。
まとめ
気球は100回乗っても楽しい♪
だけど事故もあったのも事実です。
航空局の管理のもとフライト催行が決定されるし、規制も厳しくなりました。
でも、搭乗者自身がしっかりと気球に関しての知識を持っていることも大切。
今後は安全性や飛ぶシステムなど、気球に関しての情報ご案内してゆきますね。お楽しみに♪